画像でご挨拶

今宵は満月。
イヨッ待ってました。
満月を待つ楽しみというのは実に良いですねえ、なんたって毎月来てくれますから。マイブームです。
外はヘッドライト無しで沢に降りられる明るさ。
周囲に灯りの無いこの土地では、星月の存在感が違います。
灯りの乏しい時代、人々の夜をどれだけ月が映したか、予見させるそんな夜です。
チェンソーがぶっ壊れてここ幾日、ただの無職がテントでメシ食ってるだけでしたが、世間ではようやく正月休みが開けたらしく、停滞ムードを打破できそうです。
チェンソー購入店に電話で聞いたところ、ハンドルなどの部品はメーカー取り寄せ2、3日とのこと。
汎用ステーで直したハンドルは普通に使えていますし、
(参考画像)

他に異常なければ、ガイドバーだけ変えればいいかな。

ガイドバーを外せば、バイクのリアボックスにぴったり。身の丈に合ったとはこのことでしょう。
山道はまだ凍結しており曲乗り状態でしたが、大通りはすっかり快晴の乾燥路面。
暫く雪道と夜の山道しか走っていなかったせいか、随分運転が上手くなった気がします。地元の軽トラに余裕でついていけます。
チェンソー購入店に到着し早速見て貰ったところ、
ハンドル、シリンダー(ラジエイター)、ガイドバー、他に防振バネが致命的に変型しておるとのこと。
どうりで真っ直ぐ切れないわけだ。
あんまり費用がかさむなら買い直して二刀流にするのもありかなと思った矢先、チェンソー屋のおじさんは奥から新品の135eを持ってきて、ものすごい勢いで部品を移植し始めました。
メーカー取り寄せってこういうこと?
あまりの早業に素人が口を挟む余地も無く、僕の135eは復活してしまいました。
ゾイド風ハンドル、わりと気に入っていたんですが。
お値段
ハンドル 4000円
バネ 1960円
ガイドバー5250円
シリンダーはまだ使えるとのこと(変えると高い)
部品高いなあ。
というか135e本体の3万円という値段設定が安すぎるんでしょうね。
135eは、ハスクバーナ前期ラインナップの440eという7、8万円の機種のスプロケットをちょちょっと変えて半値販売された機種だそうです。確かにカタログスペックはチェンピッチ以外同一ですね。
つまり135eはワンサイズ上のチェーンを扱えるパワーが元々備わっていると解釈できます。
僕はチェンソーを選ぶ時、排気量やバーの長さやブランドではなく、どのソーチェンを使えるかで選びました。
刃物は刃が付いていなければ、どんなに力を入れても切れません。逆に刃さえ付いていれば、僕が昨日やったように手ノコでも伐倒はできるわけです。
チェンソーは定期的に目立てして、刃を良い状態を保つことが最も重要です。
そのため毎日目立てしてもすぐ無くならない長い刃を持つソーチェンは経済的に有利です。
またソーチェンは消耗品なので、入手しやすさも重要です。
ソーチェンは、ガイドバーの溝幅(ゲージ)とチェン1コマの幅(ピッチ)で規格分けされているので各々の互換性はありません。
ホンセンでも入手できるソーチェンは、オレゴンの25APか91PX、91VXL辺りでしょう。
25APは050ゲージ1/4ピッチ。低排気量のチェンソーに採用されます。
91PXは050ゲージ3/8ピッチ。中排気量のチェンソーに採用されます。同規格は比較的汎用性が高く、例えばやや刃が長い91VXLとの互換性があります。
そのため僕は050ゲージ3/8ピッチのソーチェンを扱える機種に絞りました。
(91VXLより大きく長い刃のついたチェンも多くありますが、それらは中大排気量10万円クラスのチェンソー用です)
バーの長さは、伐る木の1/2あれば足ります。僕は35cmで充分。バーは簡単に交換できますが、長いほど回転数は下がるので伸ばせばいいってもんじゃありません。
実際の林業現場でも長いバーは取り回しの問題で余り使われないようです。大径木も回し切りや突っ込み切りで対処します。(集材場に見学に行けばそういう切り跡が残った材が見られます)
林業関係者は皆口を揃えて「チェンソー本体は実店舗メーカー正規店で買え」と言うので、そう言わなきゃいけない業界のアレかなと穿った見方もしましたが、実際壊れてみてやはり僕も、家から一番近い正規店での購入をおすすめします。
と言いつつ
壊れたら買いかえる、自分で修理するって人はネット購入でもいいとは思いますけどね。少し安く買えますし。
もしネットで買うならそこが信用できる通販サイトか精査した方が良いです。日本の安全基準に満たない海外規格品、あるいはニセモノも出回ってるそうなので。
以上、誰も興味が無いチェンソーのウンチクでした。
修理に1万円払ったせいで、その日僕の金銭感覚が狂って、とんこつラーメンを食べたり、スーパーで小かぶを猛烈に食べたくなったり、ワークマンで靴下を買ったり、ホムセンでオレゴンの互換ガイドバーが3700円これ買えば良かったと後悔したりした後、山に戻ると既に夜でした。

←旧 新→
こうやって確認すると、ガイドバーの根元から湾曲してたのが分かります。
ハンドルにぐらつきが無くなりました、バネ交換が効いてます。

これで明日から伐倒作業に戻れます。
作業の不備や朝寝坊を道具のせいにしなくて済みます。
あーすっきりした!

小かぶのポトフ
18日ぶりに食べる野菜は不思議と野性的な味がしました。
ポテトチップの全ての味を合わせたよりも深みのある味です。

悪天候続きで山を降りられなかった反動が、僕を狂わせている。
僕はこの山籠りで糖尿病になるのかもしれない。
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